2023/10/21(土) 21:00 0 7
弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は21日、3日目を終えた。3日目8RのS級特選で2着の松井宏佑に話を聞いた。
「初手は後ろにならないように太田(海也)君ラインの後ろが理想だったけど、スタートで誰も出なかったので前からになった。赤板過ぎに太田君が仕掛けて来たので踏み込んだけど、3番手に合ってしまった」
「太田君が出切ってからは流していたけど、小林(泰正)君も脚があるからどこかで来ると思っていた。仕掛けて来た小林君が自分の横まで来たけど、そこは外を見ながら(入った3番手の位置を取られないようにしようと思っていた。僕の車間の開け方がイマイチだったと思うし、もっとやりようがあったのかなとは思う」とレースを振り返った。
ナショナルチームから離れたばかりの頃はレースの違いに苦戦していたが、持ち前のスピードに加えて長い距離でも勝負しており、お客さんからも注目されていたはずだ。やはり気になるのは、オールスターでの落車の影響がどのくらいなのかだろう。
「オールスターの落車では筋肉の深いところが傷ついてしまって、靱帯も傷ついたのでなかなか練習も出来なかった。ケイリンから競輪の走りに慣れてきていたし、オールスターの時は上位の良いところで戦えるくらいまであった。そこから比べると7、8割くらい…(苦笑)。日に日に調子は上がってきているし、来月の競輪祭に向けてもこれから上げていきたい」
「展開だったり、まだまだな部分は多い。同県に郡司浩平さんがいるので、色々と勉強していきたいです」と落車についての話は表情が曇る様子もあったが、これからに向けては前向きなコメントが飛び出た。(アオケイ・宮本記者)