2023/10/21(土) 11:45 0 8
弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は21日、3日目を迎えた。1Rの一般戦に出場した香川雄介に話を聞いた。
3日目のオープニングレースは、初日が落車棄権、2日目は車体故障とここまで“着がなかった”香川雄介が、直線シャープに追い込んで白星をつかんだ。
「今日は展開だね。島川君が内に詰まっていたし、まくるしかないかなって思ったところで前の永澤君が踏んでくれたのでね」と淡々と勝因を上げたが、敗者戦とはいえ手負いの身でGIで1着を取るのはさすがの一言だ。
「正直、初日の落車はめちゃくちゃキツかった。8割は帰郷かなって。でもせっかく権利を取ってここまで来たし、着を取りたいなって。まあ諦めが悪いよね(笑)。実際、2日目はそこまでしんどくなかったし」
今年は2月の全日本選抜、5月の日本選手権と2大会連続でGI決勝に進出と、最高のスタートを切った。一時期は“S級S班”もチラついたが、その後はビッグ戦線では苦戦を強いられた。
「まあ、人生は山あり谷ありだから。これでもだいぶ良くなってきたからね。前回なんかも記念の準決で1着が取れたし。年の割には強い方じゃないかな(笑)。また頑張るよ」
この1着を弾みにして、好相性の「競輪祭」へと向かいたいところだ。(netkeirin特派員)