2023/10/20(金) 22:00 0 7
「ようやく決まった。昇喜郎とは何度も連係しているけど、なかなか決まらなくてね。いや〜、良かった」と笑顔を見せた伏見。
ホームでカマした嵯峨昇喜郎の番手から差してのワンツーに「昇喜郎が良い走りをしてくれたおかげ。雨で視界が悪かったし、踏み出しに集中していた。付いていくのに問題はなかったですね。あの展開なら、ね」と久々の1着スタートを喜んだ。
前検日には自身の近況を振り返り「最近はこれといった決め手がないけど、練習での感じはそこまで悪くはないし、落車もしていないので順調にやれていると思う。でも、何かが噛み合っていないんでしょうね。それでも淡々とやっていくしかないんですが…」と浮上のキッカケを求めた。
伏見といえば、2度のグランプリ優勝を含め、特別競輪優勝では10回を誇る北日本を代表するタイトルホルダー。やっぱり、1着がよく似合う男だ。
選手生活は28年。
「気持ちだけは切らさないように。練習とレースでの気持ちの入れ方は違うけど、気持ちを切らしてしまえば終わってしまう。練習ができているうちは、まだまだやれると思うので。同世代の頑張り? 刺激になりますね。寬仁(親王牌)で(佐藤)慎太郎や同級生の(桑原)大志が頑張っている。戦う舞台は違えど、自分も頑張らないと」と次なる1勝へ、言葉に力を込めた。(アオケイ・八角記者)