2023/10/14(土) 15:45 0 4
玉野競輪場のナイター競輪「両備バス杯&CTC杯(FII)」は15日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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まずは地元の新鋭レーサー、山根慶太が特別昇班しての緒戦。兄はS級で活躍している山根将太。この選手がどれぐらい走れるかでシリーズの流れが変わる。予選、準決をクリアすると、山根慶太に滝本泰行、山崎泰己の地元3人の布陣になる。滝本泰行は自力兼備の選手だし、流れ的には優勝に一番近い。
東日本は菅野航基が先導役で石川雅望、内田玄希の関東両者がマーク策。菅野航基は2場所前の武雄ミッドで優勝し、番手の石川雅望は安定感抜群。今期は2度の優勝と、準優勝も2回ある。決勝を外したのも3回だけだ。
予選では熊本の河崎正晴、ベテラン木村浩宣が1着を量産している。鉄人だった三ツ井勉のジュニア、三ッ井武も良化している。
ガールズケイリンはビッグネームの小林優香が優勝に一番近い。ヘルニアの手術で休む期間があり、競走本数が足りず、小倉競輪祭には出場できない。この悔しさを晴らしたく日々精進。松戸のオールガールズは勝ち上がりに失敗して5着、2着、2着。体調さえ戻れば、来年は女王に復権する。先行力のある石井貴子、レース巧者の林真奈美や高尾貴美歌、山口真未が上位級の脚を持っている。
チャレンジは新鋭レーサー同士の戦い。限りなくマーカーに近い走りをやっている都築巧に期待。外競りも苦にしないスタイルは面白いのひとこと。自力もあるが、渋い走りは新人とは思えない。あと優勝経験があるのは地元中原航大と鳥海創。