6車立てで行われたこのレースは、最終ホームで河内桜雪、森内愛香、中瀬由真が落車してしまうアクシデントが発生した。その後、中瀬は再乗して4着で入線。2着通過の永禮美瑠が斜行で失格となり、中瀬が3着に繰り上がった。

　レース後しばらくすると、バタバタと動き回る中瀬の姿が見えた。

「ケガは大丈夫ですか？」と記者が声を掛けると律義に立ち止まり「打撲の痛みはちょっとありますけど、今のところ体もフレームも大丈夫そうです。なので2日目も走るつもりです」と笑顔で答え、続けて「(確定板入りは)初めてですけど、落車と失格があってのものだし喜べない。今度は実力であがれるように頑張りたい。ただ、再乗して良かったなとは思います」と語った。

　手負いの身ではあるが、初日3着のアドバンテージを生かせば初の決勝進出も見えてくる。2日目の中瀬の走りに注目しよう。(netkeirin特派員)