2023/10/09(月) 17:00 0 5
前走は松戸のオールガールズクラッシック(GI)に出走していた高橋。5着、4着、4着の結果ではあったが、自分で仕掛けにいくなど食らい付いていっていた印象。
「33は誤魔化しが効かないし、脚がないとキツい。1回はアクションを起こしに行かないと思って行ったんですけどね…。レベルが違いました」と苦笑いを浮かべながら前走のビッグレースを振り返った。
ビッグレースでは確定板に入ることができなかったが、高橋の安定感は凄い。 話を聞いていくと、デビューをしてから同じ練習をしているという。
「デビューをしてからモガく距離、本数などひたすら同じ練習を続けているんです。一時期ナショナルチームがやっている短い距離をモガく練習が流行った時期もあったけど、自分はそれをやらずにひたすら同じ練習をしてきているんです。同じ練習をすることでレースを走る上でも『練習したから大丈夫』と。気持ち的にも同じ練習をやっている方が良いのかなと」
「かなり前ですが、とある選手に『一緒のことをやっていないと、変化が分からないでしょ?』と言われたんです。確かに同じ練習をしていればタイムが落ちたら脚が落ちているなと気付くこともできる。自分でもそうだなと腑に落ちたんです。でも、自分は頑固なところがあるので、いいのかどうなのかは分からないですが(苦笑)」
「西武園は練習しているホームバンクだし、地元は緊張するんですよね」と高橋はいつも大きなことこそ言わないが、自身の信念を持っている選手。デビューから続けている練習もその一つだろう。まだホームでの優勝はないが、地元優勝に向けてまずは初戦に挑む。(アオケイ・宮本記者)