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【火の国杯争奪戦】次は残してもらえるくらい強くなりたいと誓った渡口勝成

2023/10/07(土) 21:15 0 15

久留米競輪場の「火の国杯争奪戦in久留米(GIII)」は7日、2日目を開催。9RのS級二次予選に出走した渡口勝成に話を聞いた。
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「自分の仕事は出来ました」と話した渡口勝成

 後ろがS級S班の松浦悠士で、先行勝負に出るのが明白だった渡口勝成。当面の相手はライン4車の菊池岳仁。後で松浦が「前を取れるなら取りたかった」と振り返ったが、3番手回りの久米良が1番車ながら別線のスタートが早く、前受けが叶わなかった。しかも菊池ラインが前を取り、渡口は後ろ攻めに。突っ張られずに先手を取れるかがポイントになった。

「とにかく突っ張られないように、出切ることに集中した。出てからもカマされないようにペースを緩められなかった。それにしても松浦さんが勝ってくれて良かった。自分の仕事は出来ました」

 菊池に突っ張られずに前に出ると、そのままフルパワーで風を切った。菊池が強引に巻き返してきたが、松浦が2コーナーから番手捲りに出て1着で準決勝進出。松浦も「渡口君がしっかりとレースを作ってくれた」と同地区の後輩の奮闘を称えた。

「今はこれが自分の実力。その中でやれることは出来た。今度連係することがあったら、残してもらえるくらいの力をつけたい。もっともっと強くなりたい」

 この"充実の敗戦"を糧に、渡口はたくましくなるはずだ。(netkeirin特派員)

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