2023/10/04(水) 20:30 0 5
弥彦競輪場の「弥彦王冠記念・報知新聞賞(FI)」は6日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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この開催が終わると、いよいよGIの親王牌。来年も弥彦での開催が決まっており、親王牌と言えば、”弥彦競輪場“と言う風になりつつある。
誰を主力と見るか難しく、本来のパワーが戻れば高橋晋也だが、直前の松阪記念も最終日の1勝のみ。しかも負け戦だし、人気になるところで裏切っていた。悩んだが、近況の戦歴で、山岸佳太と武田豊樹の茨城コンビに期待する。
山岸佳太はGIII覇者であり、そこそこの実績がある。関東の機動型の2番手クラスだが、FIなら力勝負で勝っている。武田豊樹は、往年の走りは期待できないが、強いオーラは当時のままだ。
高橋晋也にマークするのは櫻井正孝。まだ、マーカーとして完成していないがタテ脚はある。この3番手は、実力者の齋藤登志信。
地元は、クレバーな鈴木庸之。いつもニコニコしているが、激しく渋太い走りが持ち味。残念ながら親王牌には出場できないが、持病のヘルニアさえなければ、タイトルは取っていたはず。
九州はダイナミックな上田尭弥に坂本健太郎と吉本卓仁の福岡勢。上田尭弥は、地元熊本記念in久留米に出場できない悔しさをぶつける。
中四国は松浦悠士の練習パートナーの大川龍二に注目したい。どちらかと言えば遅咲きだが、ここに来て、良くなっている。GIに出場しても気後れしなくなった。
A級は121期で33歳になる、オールドルーキーの梅崎隆介が積極的な姿勢を見せている。夏場は落車負傷もあったが、前走の向日町と武雄は決勝2着、3着。井上昌己や荒井崇博と練習を一緒にやっているのもプラス材料。アシスト役は九州同士の八尋英輔。
関東は地元の宮下一歩が主力級だが、前期のS級で負け癖がついてしまった。北海道コンビは一発屋の森田康嗣に荒澤貴史。前期S級で点数持っている日野博幸だが、荒々しい走りが無くなっている。
南関は関根健太郎が追加で入り、決勝には駒を進めそう。