2023/10/03(火) 17:30 0 1
久留米競輪場の「玉野市長杯(FI)」は5日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
▶玉野競輪レース情報はこちら
近畿の自力型が手薄だが、決め脚勝負になれば東口善朋が一番だ。直前の松戸はハワイからのバカンス帰りだったが、地元の根田空史を使っての優勝。根田空史の頑張りはあったが、敵はGI覇者の眞杉匠だったし価値はある。中部近畿のくくりでも、目標にできるのは山本伸一や竹内雄作ぐらいだが、FIなら捲りも考える。
今節は栃茨ラインも強力。長島大介を中心に、勝負強い金子幸央と横山尚則がいる。金子幸央は人の後ろの方が強く、和歌山GIIIで小林泰正を目標に記念V。年齢的に金子幸央、長島大介、横山尚則の順で連係して2段駆けの作戦も可能。関東は分かれそうで、一発屋の久木原洋に河村雅章の埼京勢の連係になる。
中四国は地元の柏野智典がリードオフマンで、久米康平・阿竹智史・久田裕也の徳島勢と連係。久田裕也はメキメキとパワーアップ中で、FIなら自分のレースができる。阿竹智史は犬伏湧也の師匠として有名だ。
九州はひと皮むけた岩谷拓磨に坂本亮馬の福岡コンビ。岩谷拓磨は来月の地元小倉競輪祭で大ブレークする予感もある。選手になって今が一番調子良い。新鋭・立部楓真も予選は人気に応える。
A級戦は纐纈洸翔の機動力がリード。6月開催の取手で、S級特進にリーチを賭けたが失敗。その後は、精神的な落ち込みがあったのか優勝は7月開催の名古屋と四日市の2回しかない。周りからの包囲網があるが、これもさらに強くなるための試練だ。番手は中部同士の坂上忠克。
関東は櫻井学が、前走の弥彦で完全優勝。だが、連日、4角番手の展開だし割引きは必要。それでも動ける強味がある。連係するのは栃木支部の支部長の山口貴弘。東日本勢は山崎将幸や大西健士が点数を持っているが、自力型が手薄だ。
地元は片山智晴が特選シード組で弟子の育成には定評がある。師匠の柏野智典に変わって、名伯楽になりつつある。