2023/10/02(月) 20:00 0 9
2日に初日を迎えた松戸競輪ナイターの「オールガールズクラシック(GI)」。3RのグループB予選1に出場した三谷尚子に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)▶出走表はこちら
養成所入所時、一般のサイクリスト出身で35歳のシングルマザーとして、話題を呼んだ三谷尚子。異色の新人もデビューして今期3期目で、「代謝」危機にさらされている。現在、競走得点は48.41点と代謝のボーダーとなる47点以上を確保しているが、この松戸で得点アップを狙いたいところ。
初日は人気を背負った内野艶和の後ろを取ったが、6番手となった内野のまくりが不発に終わり、7着に終わった。
「途中からマジか〜と(苦笑)。もったいないレースでした」
苦いスタートとなったが、最後方からの伸びは悪くなく、直近6場所で優出2回と7着を並べていた昨年までとは違う。
「ずっと1人で練習していましたが、コロナが5類になり、ホームの松山競輪場が改修に入ったこともあり、出稽古に行ってみようと。先日は佐世保から久留米とレースが続いたので、高尾貴美歌選手と一緒に練習をしました。1人でもタイムを上げたり、スピードがついたりと力をつけることはできますが、競走力を養うのは他人との練習が欠かせないので」
デビュー時は強気な先行を見せて三谷だが、「クビがかかっているので何とかしないと」とレーススタイルの模索を続けていたという。そんな時に出会ったのが、愛知所属の元選手だった武井さんと笠松信幸選手(44歳・愛知=84期)だった。
「一緒に並走周回して走りを見てもらったり、もがいたいりとお世話になっています。自分も受け入れてもらえたことに感謝しています」
レーススタイルについては「まずしっかり集団に付いて、直線勝負で差し切るレースをしたいと考えています。もちろん自分で動かないと、今日のような人任せのレースになるので、良い意味で失敗も恐れず走りたい」
「娘がガールズケイリンデビューを目指して頑張っているので、一緒に走るまではクビになるわけにはいかないんです」と強い決意で選手生活を送っている三谷。2日目からの反撃に期待したい。