2023/09/29(金) 20:15 0 10
松尾信太郎は昨年11月、当地で行われたS級準決勝で落車し「鎖骨(骨折)、肋骨7本(骨折)、肺気胸、肺挫傷」の大ケガを負った。落車した場所のあっせんが入ると恐怖心を抱く選手も多いが、松尾は前検日に「ずっと京王閣のあっせんが入るのを待っていました。早くリベンジしたかったので」と京王閣で走る機会を心待ちにしていたようだった。
迎えた初日は、上田尭弥に任せてのレース。上田が果敢に主導権を握るも別線のまくり頃になってしまい、松尾は切り替えるも3着が精いっぱい。リベンジ戦で白星ゲットとはならなかったが、それでも確定板に入ってファンの車券に貢献した。
「前検日に『走るのが楽しみ』とは言ったものの、レースが近づくにつれて体が硬直していった。体はやっぱり正直でした。周回中も『ああ、ここでコケたんやった』とか思ってしまって(苦笑)。でも残り2周くらいからは集中して走れたし、2日目からはもっと良くなるはずです」
完全に恐怖心を克服した松尾に2日目以降も注目しよう。(netkeirin特派員)