2023/09/29(金) 18:30 0 4
9Rは乱打戦の様相で、最終ゴールは超横一線の決着となった。中団4番手からまくった松本貴治が1着で、後方から大外を伸びた橋本優己(2着)、酒井雄多の番手から抜け出した飯野(3着)の着差はいずれも「タイヤ差」だった。
中でも酒井雄多の頑張りに応えられなかった飯野は特に悔しい。
「雄多が本当にいいレースをしてくれたけど残せなかった…。自分のスタート失敗がダメでした。中団が取れれば(もっと楽に酒井が先行できたので)いい展開になったのに。あとはバックで詰めなければよかった。詰めながら止めて戻れば松本君を阻めたかも。自分に技術が無かった」
残す、残せないはあるが、あそこまでレースを作ってくれたのだから、せめて番手が1着を取らないといけない、そう言わんばかりのレース回顧だった。これまで幾度もラインの先頭で頑張ってきた飯野だからこそ、前で戦う自力の気持ちは身をもってわかる。
3日目準決は12Rで新山響平の番手を手にした。特等席で自分の仕事をまっとうして決勝ファイナルへと勝ち上がってみせる。(netkeirin特派員)