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【大阪・関西万博協賛競輪予想】柴崎淳が頭ひとつリード

2021/06/09(水) 09:00 0 0

10日より福井競輪場大阪・関西万博協賛競輪(GIII・最終日6月13日)が行われる。主力選手の近況や、見どころをアオケイ・長谷川記者に伺った。

“昼間は福井で夜は松山” 競輪界初の試みとなるGIIIリレー開催が10日〜13日の日程で行われる。松山は毎日ガールズのレースが3個組み込まれているが、福井の方は普段通りで男子オンリー。直後に高松宮記念杯(GI)が控えているためビッグネームは不在だが、その分、誰にでもチャンスはあるし、出場選手全員が『脇役から主役へ』『俺が!俺が!』と目の色を変えて狙ってくる。

頭ひとつリードしている柴崎淳(撮影:島尻譲)

 これまでの実績や最近の成績を見ても、柴崎淳が頭ひとつリードしている感じ。昨年9月の共同通信社杯(伊東・GII)の落車は選手生命を脅かす大怪我で、今でも後遺症に悩まされているそうだが、そんな中でもF1戦では「格上の運行」で結果を出し、Gの付く舞台でも存在感のある走りをしている。今回のメンバーなら自力でやっても不動の◎だが、勝ち上がりの段階では山田諒吉田茂生といった若手の機動型を用意してもらえそう。

 個の力では敵わないが、「数」と「質」でリードする近畿勢も好勝負だろう。地元ということで鷲田佳史渡辺十夢小森貴大伊原克彦の4人はいつも以上に気合が入っているはず。そろそろブレークしたい福永大智をはじめ、高久保雄介川村晃司と若手・中堅・ベテランの自力型がバランスよく揃っている。しぶいところではこの間の松阪F1で優勝している西岡正一が穴で面白そう。

地元で気合いが入る鷲田佳史(撮影:島尻譲)

 ナショナルチームのBチームに在籍する小原佑太、最強軍団と呼ばれる117期生の青野将大松岡辰泰も今開催は名前を売るチャンス。単騎のゲンさんでお馴染みの野田源一も優勝候補の1人だ。追い込み選手の中では3月の宇都宮でGIII初優勝を飾った渡部幸訓が元気。基本は小原や嵯峨昇喜郎との連係になるが、仮に目標不在でも、今の勢いならどこからでも伸びてきそう。

宇都宮国際自転車トラック競技支援競輪で優勝した渡部幸訓(青)(撮影:島尻譲)

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