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【オランダ王国友好杯】S級S班になって初優勝の守澤太志

2021/06/08(火) 20:00 0 0

別府競輪場で熱戦を繰り広げた「開設71周年記念オランダ王国友好杯(GIII)」は8日、決勝戦が争われ、守澤太志が16年6月の久留米記念以来、5年ぶり2回目の記念Vを飾った。

GI前、久々の快勝を喜ぶ守澤太志

 ゴール直後にガッツポーズ。その後は何度も右手をあげて、ファンの歓声に応えた。これがS級S班になって11場所目での初優勝。久々の記念Vを喜んだ。

「しばらく記念を勝てていなかったし、S班として優勝できてうれしい。決勝には乗れるけど、決勝の成績が良くなかった。結果を出せてうれしい」。

 絶好調で完全Vを狙った郡司浩平のまくりを差して優勝。「すごいスピードだった。余裕はあったけど、抜けるか分からなかった。良かった」。S級S班の重圧をはねのけて5年ぶりの記念Vとなった。次走は高松宮記念杯だ。

「結果が出せた」と満面の笑みを見せる守澤太志

「今年の目標は、またグランプリに出場すること。そこに向けて、次のGIも頑張りたい」GI前に、最高の弾みがついた。

 2着の郡司浩平
松浦悠士君にカマされたら厳しいなと思っていたらカマされて…。でも山口拳矢君が合わせてくれたので展開が向いてくれた。優勝は出来なかったけど、いいイメージでGIに行けそう。もう少し状態も上げられると思うので。また頑張ります」と前を向いた。

 3着の園田匠は2年連続で別府記念3着。
「悔しいけど、得意パターンになって、久しぶりに感じ良く突っ込めた。いい手応えをつかめました」。

 4着の北津留翼は今節、新車で挑んだ。
「ちょっと立ち遅れましたね。(新車は)いい面と悪い面がある。最後の伸びはいいけど、一車身くらい遅れてしまう。今日は悪い面が出てしまった。まあ、慣れていくしかないですね」と振り返った。

 5着の中本匠栄
「ダメですね。あの展開になったのは仕方ないけど、もう少し余裕を持って付いていって、最後にコースを探せるくらいじゃないと。このトップレベルの中では勝負できない」と反省の弁。

 7着の大槻寛徳
「いい展開になりかけたんですけどね…。仕方ないです。3日目に続いて感触は良くて、戦える感じがありましたよ」。
2日目までとは別人の2日間に手応えを得た様子。

 8着の山口拳矢
「松浦さんが仕掛けてきたのは分かったので、踏み直して合わせられたのは良かった。でも、そこまででしたね。これが今の実力です。でも、次のGIに向けて収穫ある4日間でした。自信を持って向かえますね」。
反省と収穫を手に、次走の初GIに挑戦する。

 5場所連続優勝、6ヶ月連続の記念優勝を狙った松浦悠士は、山口に合わされて、まさかの9着に終わった。
「9着は、体調が良くなかった今年初戦の和歌山記念の初日以来かな。今日は完全に力負け。拳矢は強い。たたけたと思ったんだけど…。合わされちゃった。また頑張ります」。

 なお、6着の村上博幸はコメントを取れなかった。(netkeirin特派員)


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