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【オランダ王国友好杯】カラーも息もぴったりの“大阪コンビ”

2021/06/07(月) 21:20 0 1

別府競輪で開催中の「開設71周年記念オランダ王国友好杯(GⅢ)」は8日に最終日を迎え、9RでレインボーカップA級ファイナルが行われる。出走予定の北川大五郎山本巨樹の大阪コンビに話を聞いた。

フレームのカラーが偶然にも同じ。「自転車と一緒に撮ってください!」と仲良くフレームに収まった。山本巨樹(左)と北川大五郎(右)

 3着までがS級に特別昇班できる一戦。現時点のA級トップクラスが顔をそろえたわけだが、山本巨樹だけが来期もA級。来々期は9人全員がS級をほぼ確実にしている。つまり、車券的にも、もっとも注目を集めるのが大阪コンビなのだ。まずは山本の前を回る北川大五郎に話を聞いた。

「山本先輩が来期A級なのは分かっています。ただ、相手がかなり強力。ただ逃げるだけではダメだと思う。2人で3着以内に入れれば最高だけど、狙いに行って2人とも着外になったら最悪の結果に。よく考えて走らないと」

 山本はあまり入れ込んでいない様子。「“なんとしても3着に入ってS級!”というよりは、とにかく勝ちたい。1着を獲りたい。そんな感じ。別府は街並みも好きなんですよ」と教えてくれた。自然体に見えた。

 年齢は山本が1つ上の大阪コンビ。これまでの連係は「A級戦で、山本さんが僕の後ろから2回優勝しています! 以前は相性抜群でした」と北川。ん? 以前は? すると山本が「4月21日からの四日市で、初日と2日目、誰かの後ろでダメだった。そこからちょっとリズムが崩れまして…」とポツリ。横では北川がうなだれていた。北川がすかさず「今回で悪いイメージを払しょくします!」。さすが大阪人、漫才コンビばりのやり取りを見せてくれた。

 最後に写真撮影をお願いすると、北川が「自転車と一緒に撮ってください」と要望が。なんでもフレームのカラーが偶然にも同じらしい。再び北川。「山本先輩は、後輩から借りたフレーム。それがたまたま同じ色で。レインボーで同じ色の自転車。こんな偶然、なかなかないんですよ!」

 なにはともあれ、北川は山本を3着以内に導けるのか。強敵が相手で、北川の出方に注目しよう。(netkeirin特派員)

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