レインボーカップA級ファイナルの推理の一つとして、その選手が来期のS級を確定させているかは重要な要素になってくる。西村光太は来期の7月からはS級を確定している選手。

　それでも「一応、自分の今月のあっせんはいわき平(CTC杯アイくるガールズカップ)と大垣(Kドリームス杯)が入っているんですが、もうしんどいですよ。気持ちも入らなくなっちゃうし。あと2場所もA級で走りたくない。ここで3着以内に入ってさっさと決めちゃいたい」と本音をポロリ。

　更に「小5、小2、小1の子供が3人いるんですが、A級だと競輪の中継やダイジェストってS級よりも少ないじゃないですか。ちゃんと競走には行っているけど、子供たちにとっては自分が走っている姿がテレビに映っていないから『パパは最近走っていない』と言ってくるんですよ。それも辛くって(苦笑)」と子供たちの為にも1日でも早くS級で走りたい様子。

　レースの心構えについては「こういう一発勝負は経験しているけど、色気を出し過ぎるとあかんので、あくまでも自然体で。まあ、今回は目標の藤井侑吾にしっかり付いていくっていう基本を大切にするってことですね」と変な気負いもなさそう。これなら今期のA級戦で何度も見せてくれた鋭い差し脚を、ここでも見せてくれそう。(アオケイ・渡辺記者)