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【前橋競輪・ナイター】今節のレース展望!

2023/09/14(木) 18:15 0 4

前橋競輪場のナイター競輪「山口シネマ杯(FII)」は16日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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着実にスキルアップしている野口諭実可

 ラインの総合力で長田龍拳菅原大也海老根恵太の南関勢が優勢だ。

 長田龍拳はダイナミックな走りを持ち味にしており、前期のS級でも勝ち上がりに成功していた。降級後も優勝を量産しており、長い距離を踏んでも問題ない。ドームとの相性も良くV筆頭。

 番手の菅原大也は追加参戦。今節はハイレベルの自力選手が多いが、脚負けはしない。

 海老根恵太は誰もが知る実力者。GI覇者だが、おごり高ぶった面はない。自らの不注意でA級に降格したが、いずれ、S級でも大活躍するだろう。

 伊藤裕貴は競走得点が100点以上あったが、今期は無念のA級落ち。S級に特進出来ないでいるが、脚の違いを見せている。長田龍拳が先行タイプに対し、伊藤裕貴は自在の脚質。イン粘りも含めて捲りが主戦法だ。番手は中部近畿で中野智公

 初日特選の関東は小池千啓に地元の矢島一弥。ただ、第3ラインの評価になる。矢島一弥は準決で浮島知稀の番手を回ると言う、大切な役割もある。

 地元の新鋭、浮島知稀が特別昇班を決めて、これが1、2班の緒戦。久々に群馬から出た大物だし、将来性は抜群。特別競輪の決勝で関東の先導役を務める日も近い。日々、鈴木保巳道場のメンバーとトレーニングをやっている。いきなり、優勝してしまう可能性も十分だ。

 チャレンジは本来、浮島知稀が入っていたが、不在になり混沌としたレース。123期の新人は佐々木祐太坪内恒鈴木康平の3人だが、まだ力尽くで勝つまでには至っていない。両者共にS級経験のある泉谷元樹有賀高士も、強い新人が不在で、優勝候補だ。 

 今年はグランプリ女王になるのも夢ではない久米詩。大きなところでも爪痕を残しており、日々、進化している。自力をメインに流れ次第で前々に攻める。軽いドームバンクにも脚質は合っている。

 マーカーとして着実にスキルアップしている野口諭実可別府に移籍したが、当地は元地元だし、モチベーションは高い。時折、自力も出しており、代謝制度に引っ掛かりそうになったのは、信じられない過去だ。

 比嘉真梨代もレース運びはクレバー。言動もユニークであり、オシャレ度も高い。好位確保から直線で鋭い脚を魅せたい。

 地元の河内桜雪はアイドルレーサーだが、走りは勝負師。常に前々の気持ちで走っており、大化けする可能性もある。メディアの露出度も高く、競輪界以外での知名度も高い。今のデキならデビュー初優勝も見られそう。

 林真奈美も50点以上の競走得点をキープしており、自力脚も魅力。元女王の梶田舞、いつも元気に走っている黒河内由実、いやし系の伊藤のぞみも決勝進出の想定メンバーだ。

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