2023/09/14(木) 15:45 0 7
青森競輪場の「第39回共同通信社杯(GII)」は15日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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S班のメンバーは脇本雄太と松浦悠士が西武園オールスターでの落車骨折で間に合わなかったが、他の7名は元気に出場。
一次予選と二次予選はオール自動番組。勝ち上がりは緩く、二次予選Aは5着権利、二次予選Bは3着で準決に進める。一次予選も、6着でも3人が二次予選Bに進めるので、大物が初日敗退のケースは、まず考えられない。準決から番組マンの編成になるが、どうせなら、これも自動番組にしても良いと言う意見も多い。
普通なら北日本の大会だし、新田祐大、佐藤慎太郎、守澤太志、新山響平は有利な番組を組まれるが、自動番組だしそれは難しい。
準決での新山響平は、地元だしかなり有利な番組になるが、問題は一次予選と二次予選の走りだ。立川記念の決勝は少しだけ男を下げたが、地元だし完璧に仕上げてきた事だろう。新田祐大の変化技は最大の武器になっているし、守澤太志も完全復調。慎太郎が音頭を取り、北日本ラインが優勢とみたい。
良いムードになっているのが関東ライン。西武園オールスター、立川記念と他の地区を寄せ付けない血の濃い連係。眞杉匠の存在が大きく、今大会は佐々木悠葵にもチャンスがありそう。平原康多のハコ3はガッカリだったが、上昇気配なのは間違いない。坂井洋と吉田有希の出来も鍵だ。
南関ラインは北井佑季が急成長して、郡司浩平と深谷知広の大砲もいる。松井宏佑の欠場を十分埋められる布陣だ。渡邉雄太の活躍もあれば、大挙、決勝進出の可能性も高い。
中部は山口拳矢の一撃に浅井康太が連係だが、自動番組を考えるとヤマケンは孤軍奮闘のケースも。
近畿はワッキーの不在が痛く、古性優作は寺崎浩平以外、基本的に自分でやる番組になる。三谷竜生、稲川翔、村上博幸は準決までは間違いなく勝ち上がるだろう。
中四国は指令塔の松浦悠士が不在だが、犬伏湧也と清水裕友の相性は抜群だ。今の犬伏湧也に付いて行けるのは、動ける選手でないと厳しい。犬伏湧也が2周の突っ張りを取り入れるかもポイントだ。
九州は嘉永泰斗がタイトルに一番近い男だ。直前の玉野FIも自力で完全優勝。西武園オールスターで人の後ろを回り少し後悔していた様子なので、その動向も注目される。