初連係の望月一成が果敢に先行勝負に出た。「“強気に先行します”と言ってくれて、心強かった。後ろ攻めになったのは想定外だったけど、結果的にはいい展開になってくれましたね」。S級S班クラスとなれば、「どう勝つか」も問われる。まくって来た山田久徳を強烈ブロックで止めたが、「もう少しうまく止めたかった。ヘタクソでしたね…」と肩を落とした。それもそのはず、後ろの和田圭は守澤の動きに反応が遅れて3着。前で頑張ってくれた望月は9着に沈んでしまった。

「自分がもう少しうまくできていれば、和田君とワンツーだっただろうし、望月君ももう少し粘れたはずです。状態ですか？ うーん、前が頑張ってくれた。それだけです」。

　S級S班だからこその反省材料ではあるだろう。ただ、この姿勢が、守澤をさらにレベルアップさせる原動力になるのは間違いない。準決勝は、初日特選でも連携した新山響平マークが決まった。今度は2人で決勝へ。簡単そうで難しいミッションをこなしてファイナル入りを決める。(netkeirin特派員)