2023/09/09(土) 17:00 0 14
立川競輪場の「鳳凰賞典レース(GIII)」は9日に3日目を迎えた。10Rの準決勝に出場した守澤太志に話を聞いた。
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S級S班の守澤太志は、記念初参戦で準決までコマを進めてきた新鋭の大川剛に前を託した。
レース前に守澤は「若い先行選手を育てていくのも自分たちの仕事」と話しており、番手でどんなサポートを見せるのかに注目が集まった一戦は、大川が気迫の先行で主導権を取り切り、これに応える形で守澤が1着をもぎ取った。
「作戦は後ろ攻めか後ろ中団から。先頭に立ったらもう誰も出させないように、でもゴールまで持つように、って感じでした。ちょっと焦って踏んでいたし、一息入れるべきところで休まなかったのでオーバーペースになっちゃっていましたね。もう少し落ち着いて走れればよかったのかな。それでもチャレンジャーとして力を出し切ってくれたし、そこはすごく嬉しかったです。カカリも良くて強かったし今後につながるはずですよ」と守澤は大川の走りを称えた。
新山響平も大川の潜在能力を高く評価しており、近いうちに北の貴重な大砲となる存在。このレースの経験を糧にして大川はまた一段と強くなるはずだ。(netkeirin特派員)