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【高松競輪】好調の日野博幸は"フレームの違い"がわかる男「1ミリのズレでも…」

2021/06/06(日) 15:30 0 0

高松競輪場「ヤクルト杯&ガールズモーニング(FII)」は6日2日目を迎えた。A級準決勝10Rで1着についた日野博幸に話を聞いた。

「前回から新フレームを使っているんです!」とテンション高く話してくれた日野博幸

「前回、優勝出来たのはたまたまですよ。」
と謙遜気味に話してくれた日野選手だが、話を聞いてみると理由はあった。

「前回から新フレームを使っているんです。セッティングもだんだん出てきた。自分の思っている以上に反応が良くて。今まで20台フレームを作って何かダメで…。やっと当たりって思えるフレームが出来ました。確率は1/20(笑)。色はマットネイビーです。良いでしょ?」嬉しそうに話す姿が印象的だった。本人も相当手応えがあるのだろう。

クールなマットネイビーのフレーム。20台フレームを作ってやっとしっくり来た逸品。

「初日は少しセッティングがズレていたみたい。サドルの鼻先が少し上がっていた。触らない場所なんですけどね。もう大丈夫です。修正しました。僕はアスリートなんでコンマ1mmのズレでも違和感を感じる。『違いの分かる男』なんです(笑)。でも次の開催で誰かにいたずらされて触られたら気付かなかったりして!」

 同じサイズでビルダーに作って貰ってもアスリートの身体は1mm以下のズレでも敏感に反応し違和感を覚えたり、力が伝わらなくなる。当たりフレームに出会う事ができた日野はパフォーマンスもそうだが、精神的にも良い状態になっている。またパワー系の日野選手は使い古し、へたったモノだと力が逃げるのもマイナスになっていた。決勝戦も日野選手の本来のパワフルな走りが見られるだろう。(アオケイ・梅田記者)

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