2023/08/20(日) 20:40 0 14
西武園競輪の「オールスター競輪(GI)」が20日、最終日を開催。7R優秀戦を制した伊藤旭に話を聞いた。
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相手はSS班の新山響平に、ナショナルチームに在籍するバリバリのスプリンター寺崎浩平とまだまだ途上段階になる伊藤からすればきつすぎた。さらに車番も悪くパワー不足は否めず、何もかもが劣勢だった。だが、伊藤は「初手を含めて想定した通りに動いたし落ち着いていました」と冷静で、居直ったような3角まくり追い込みで外を突き抜けた。
なぜだかわからない根拠があったのか。若いうちは怖いもの知らずと言う話があるが、そんな感じで、相手が強ければ強いほど負けん気の強さが顔を出す。
6月GI「高松宮記念杯」の最終日には今をときめく眞杉匠に先着し、7月GII「サマーナイトフェスティバル」の2日目には支線の支線扱いながら突き抜けて3連単10万円台の好配当を呼び込んだ。
ここも大物たちを相手に突貫小僧と化し「今シリーズは新山さん、寺崎さんと対戦してボロ負けしていたし、レース内容はさておきこういう形で先着できて良かった」と胸を張った。
直近の目標は今月末までが選考期間の11月小倉GI「競輪祭」の権利取り。当地に入る前までは「(松本)秀之介とボーダーのあたりを2人で争っていたんです」とのことだったが、この日の1着でやや優勢となりそうな見込みだ。(netkeirin特派員)