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【大阪・関西万博協賛競輪】スタイル転換期の岡崎智哉「南さん、稲川さんの壁は厚すぎる」

2023/08/10(木) 20:15 0 3

和歌山競輪「第6回大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は10日、初日を終了した。12レースの初日特選を走り終えた岡崎智哉に話を聞いた。
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「これからは追い込みの技術的な部分も磨いていかないと」と語る岡崎智哉

 目標の小森貴大が打鐘から先行すると、岡崎は大きく車間を空けて牽制。最後は原誠宏に内を突かれて2着。

「スタートだけはざっくりと作戦は決めて、あとは小森君にお任せ。いつも後ろにチャンスがある走りをしてくれるので。この強風の中で、ジャンから長い距離を行ってくれたし、何とかしてあげたかった。車間を切ってめっちゃキツかったけど、小森君はもっとキツかったはず。体の状態は悪くない」とレースを振り返った。

 番手を回る機会も多くなった岡崎。前検日には「レーススタイルというか、方向性が変わりつつある」と話し、揺れる胸中を明かした。

「番組的なものもありますよね。欠場もあってバック回数もないし。若手も出てきたし、年齢的なこともある。自分で前でやりたい気持ちがあっても、次の世代に任せてサポートいかなきゃっていう流れもあるし…。でも、そうやって僕も先輩たちに任せてもらい、成長するための機会を与えてもらってきた。その転換期みたいなものが急に来て、準備をしていっている感じですね」

 だんじり先行で魅せてきた岡崎が迎える「転換期」。しかし、近畿地区には南修二稲川翔といったトップクラスの追い込み選手が名を連ねる。

「南さん、稲川さんの壁は厚すぎる(苦笑)。そこも悩むところではあるけど、これからは追い込みの技術的な部分も磨いていかないと。この世界は何か誇れるものがないと、チャンスが回ってこないのでね」

 岡崎といえば、インタビューで意気込みをラップで表現するなど、競輪界のエンターテイナーとしても知られるが「ラップはナンバーワン? そこは絶対に譲れないところでしょう、誰にも負けません!」と力強く宣言。

 二次予選、岡崎は気心の知れた中釜章成の番手回り。初日の中釜は打鐘で中団と絶好の位置ながら、構えず叩いて先行。地元の藤田勝也が差してワンツーを決めた。そんな頼もしい後輩に託す一戦。中釜も岡崎も熱い漢、ここは大阪ワンツーに期待したい。(アオケイ・八角記者)

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