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【大阪・関西万博協賛競輪】飯野祐太「競輪は覚悟! そして深谷君に感謝」

2023/08/09(水) 17:00 0 7

和歌山競輪「第6回大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は10日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る飯野祐太に話を聞いた。
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“幸せ配達人”の異名がある飯野祐太。弟子の数も多い、温厚な人柄だ。

 前節の地元いわき平FIで優勝した飯野祐太。相手は晝田宗一郎太田竜馬岩津裕介松川高大で2段駆けの布陣。ただ、深谷知広が突っ張り先行で、中四国ラインは全滅だった。

 飯野祐太は「後ろを回ってくれた櫻井正孝君と、深谷君は構えて捲りで良いと話していた。そうしたら、作戦会議で、深谷君が基本的に突っ張ります! と。オッズも太田君と岩津さんの車券が売れていたので、深谷君もスイッチが入ったんでしょうね」。

 深谷知広は、古き良き時代の気持ちを持ち合わせ、人間味が溢れているから、多分、飯野がやってきた事に対するリスペクトだったと思う。コンドルの武田社長の命名だと思うが、飯野祐太も幸せ配達人のひとり。競輪は全員が1着を狙う、作戦会議は存在しない、発進は御法度と言うのが前提になっているが、これでは競輪が成立しない。引っ張りをやらせたら東の飯野祐太、西の藤井栄二がスペシャリスト。

 飯野祐太は「ラインに対する思いや、人との繋がりが一番前を任せて貰った時の自分の役割。だから着は度外視する暴走とは違う。発進は、今迄、100%近くの確率で成功している。ただ、行けば良いと言うものではないし、相手にスピードを与えてはいけない。一番は、その“覚悟”。今の子は、それが足りないと思うよ。今の自分の機動力では、それをやってもジャンからホームまでしか持たないかも(笑)」。

 昨年の富山GIIIを制しており、これから、過去の投資の回収の時期に入ってきた。(町田洋一)

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