2023/08/06(日) 18:15 0 2
玉野競輪「第27回山頭火賞争奪戦(FI・ガールズケイリン・防府市主催)」は8日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
▶玉野競輪レース情報はこちら
オールスター直前の開催で大物の名前はなく、しかもS級1班の選手も少ない。GI戦線で活躍して、選手会の支部長でもある稲毛健太が競走得点のトップ。スピードある走りは円熟味も増して、優勝候補の筆頭だ。近況、番手回りも多く、近畿の若手と同乗なら援護役に徹する。
大石崇晴、谷和也、高田修汰の勝ち上がりを望みたい。福井記念で初のGIII優出を果たした鷲田幸司が追加で入り、ムードメーカーになる。古くさい言い方になるが、稲毛健太と共に闘う支部長だ。
防府市主催のレースなので山下一輝は地元戦のつもりで走る。4月開催では同じ防府市主催のレースだったが完全優勝している。相手もハイレベルだったが、鋭い決め脚を魅せていた。中四国の自力選手を使い再現を狙う。山本直、小川丈太、近藤翔馬、渡口勝成の出来も鍵を握る。
中部は岡本総が主力級。近況、自力は出していないが、ショート捲りは可能。松岡篤哉、横関裕樹の岐阜勢とタッグを組む。老練、山口富生も元気いっぱいだ。
九州は上田尭弥に松岡貴久の熊本コンビに期待したい。このクラスなら上田尭弥の機動力は通用する。
A級戦は西浦仙哉が前回の立川で完全優勝。49歳のベテランだが、捲りは冴え渡っている。S級下がりの宮崎大空、ダイナミックな久樹克門、安定差しの中井護が争覇級。
ガールズケイリンは小林優香、柳原真緒が欠場して、吉川美穂が追加で入り優勝候補の筆頭。GIのパールカップは優出に失敗したが、6着、1着、2着の成績だった。ここでは脚が抜けている。
次の評価が自力の吉岡詩織。5月開催の当地で優勝し、6月の伊東、7月の名古屋と毎月のように優勝している。決勝での吉川美穂との直接対決まで無傷で勝ち上がる。競走得点は村田奈穂、杉浦菜留、廣木まこと続いている。