競る強引さではないが、最後のコース取りとかで、危ない運行が多い、石川雅望が貫禄のある走りを魅せる。地元戦で気持ちが入り過ぎて、空回りするのが一番良くない。A級なら、余裕を持って走れるはずで、冷静な走りを望みたい。ここは関東で吉田昌司を目標にする。吉田兄弟の中でも、昌司が、話の面白さには定評がある。兄の拓矢は寡黙でストイックだが、このギャップも面白い。まだ、昌司も老け込む年齢ではないし、更なる高みを目指して欲しい。この3番手は勝ち上がって手島志誠が回りたい。

　何故か伸び悩んでしまった藤根俊貴が追加の斡旋。北日本の大砲として先導役を務める。器用さのないカマシ、捲りタイプの佐々木吉徳だが、藤根俊貴と同乗なら番手回り。北日本の先行選手に、大西健士や三住博昭の神奈川勢が付くケースも十分考えられる。

　西日本の遠征組もおり、田上晃也、児玉慎一郎、戸田康平の中四国勢もワンチャンスある。選手会の支部長の児玉慎一郎は前回の弥彦で優勝。九州は、競走得点が90点台の選手は不在。

　ガールズは実力者の石井寛子の完全優勝が濃厚。当地は得意バンクのひとつで、優勝実績もあり、普通開催なら負けられない。自然と良い位置を確保して、安心してレースを見ていられる。

　次の評価が、新人だが養成所を2位で卒業している松井優佳。徹底先行スタイルを貫いており、大物の予感がある。

　追加斡旋の奥井迪や、鈴木美教も、大崩れはなく、確実に決勝に進んでくる。

　地元のアイドルスター、本多優も、3日間、目の離せない存在だ。