五味田は本デビュー後2戦目。ルーキーシリーズ振りの地元戦となる。ルーキーシリーズの時には養成所とは違う実戦形式で苦戦をしていたが、「養成所時代もだけど、自分はコツコツタイプ。少しずつ慣れていきたい」と言っていた。

　今節の初戦は徹底先行の畠山ひすいに加え、荒牧聖未や増田夕華と動く選手が多く、自力で戦っていきたい五味田には少々キツい番組でのスタート。

「デビューしてからはルーキーシリーズの反省を生かしていこうと思って走っている。変わらず先行・捲りと自力で戦っていきたいけど、自力を出させてもらえるのかになって来ると思う」

「まずは少しでも逃げる選手なんだという印象を付けられれば、レースもしやすくなると思うので。走りながら仕掛けどころや走り方を掴んでいきたい」とまずは先を見据えていた。

　一見、大人びた雰囲気の五味田だが、前回のデビュー戦は同期が途中で失格し寂しい思いもあった様子。今回はもしかしたら124期は1人か？ と思われたが同期の谷元音羽が追加となり一安心とホッとしたような表情も見せていた。

　今節は同県の先輩・田中まいも同あっせん。本デビュー後初の地元戦では、見せ場を作ることは出来るか。チャレンジ精神を常に持ちながらこれからもコツコツと力を付けていく。(アオケイ・宮本記者)