2023/07/25(火) 19:45 0 25
名古屋競輪「金鯱賞争奪戦(GIII)」は27日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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今節のS班のメンバーは新田祐大、平原康多、守澤太志の3人で山口拳矢も実質S班の選手。初日特選の想定メンバーだが、新田祐大に守澤太志の北日本勢。関東は坂井洋の機動力に平原康多。南関ラインは渡辺雄太に岡村潤の静岡勢。山口拳矢、三谷竜生、嘉永泰斗は地区的に、それぞれ単騎だろう。もし、サプライズがあれば山口拳矢に三谷竜生だが、かなり低い確率だ。一応、1番人気は新田祐大に守澤太志だろう。
新田祐大は、このバンクに実績があり、2016年に高松宮記念杯、2019年にオールスターを制している。あの時期と戦法は変わってきたが、絶対的な自信を持って仕掛ける。
守澤太志は平塚ダービーで頸椎の骨折。高松宮記念杯、函館サマーナイトと2場所走ったが、本来の出来には程遠い。新田祐大を抜くのは難しく、食らい付く姿は見せておきたい。北日本は小松崎大地もおり、勝ち上がれば新田祐大の番手は指定席になる。
平原康多は落車過多で、来月の地元西武園オールスターに間に合えば良い気持ちだろう。
渡邉雄太は落車明けだが、69周年の大会で優勝。簗田一輝を目標に2段駆けで勝っている。全体的に、今回の南関は人材不足。
地元地区の開催だし、ダービー王の山口拳矢も虎視眈々と優勝を狙ってくる。橋本優己が勝ち上がれば番手だが、メンバー的に単騎になりそう。逆にフリーで走れる単騎の方が持ち味が出る。地元のエースの吉田敏洋は欠場で、少し盛り上げに欠ける。
嘉永泰斗は、間違いなく、ここ数年でタイトルホルダーになる。イケメンだが、ヨコの動きも強引で、今のレース形態に合っている。番手は同県の中本匠栄だ。
売り出し中の若手は不在だが、A級上がりの自力選手は点数がなく、人気にならないので、逆に車券的には狙い目だ。