2023/07/21(金) 09:15 0 4
田口にとって、今回が3回目のPIST6。昨年11月以来、8か月ぶりの参戦だ。
「今年からS級に上がって、2月に落車。肋骨が折れたけど、1本で済んだし時間はかからず練習できた。復帰して4場所走って、怪我した箇所は大丈夫」と状態面は問題なさそう。
「ただ、PIST6はこれだけ期間が空いたので、まずは指定練習に乗って感触を確かめたいと思います。戦法的には力を出し切らずに終わるのは嫌。しっかり出し切る競走をしたいと思っています」とコメント。
タイムトライアルでは10秒465(自己ベスト10秒287)で全体2位通過。
「バンクが重たくて、駆け方も今イチでしたね。だけど、久しぶりにしてはタイムが出た方だと思う」とまずまずの表情。
「北日本の若手の中で大川剛、木村佑来、田口勇介は本当に強い」
こう話していたのは、北日本地区の先輩にあたる渡邉一成だ。
田口は「デビューしてからここ2年は冬季移動で伊豆へ。北日本の先輩方と充実した良い練習ができている。自分でも少しずつ成長しているのかなと。(渡邉)一成さんには競走の流れやフォームについてアドバイスをもらい、良い刺激を受けています」と確かな手応えを語った。
今年1月からS級に昇級した田口。渡邉一成が認める強さ、その実力を発揮して今後の飛躍に期待したい。(アオケイ・八角記者)