2023/07/19(水) 17:15 0 2
玉野競輪「石村正利記念杯(FI)」は20日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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沖縄の伊藤颯馬を先導役に中川誠一郎、中村圭志、塚本大樹と並ぶ九州ラインが強力だ。徹底先行スタイルではないが、伊藤颯馬はバック数が多く、ヨコの動きもいとわない。ラインが長い時は、早めの発進もあり、中川誠一郎が久々の美酒を味わう展開も。長らく低迷していたが、オールスター出場もファン投票で決まり、前回のPIST6でも完全優勝を決めている。ただ、粘られた時は空中分解だし、それはそれで仕方ないだろう。
近畿は石塚輪太郎が予選スタートになったが、窓場千加頼と稲垣裕之が初日特選シード。窓場千加頼は小松島記念を腰痛で途中欠場したが、一次予選、二次予選と2着でクリア。捲りは切れており、稲垣裕之とのワンツーも可能。
今節は防府市主催の開催だが、山口、岡山と全員が予選スタート。天才肌の宮本隼輔に復活して欲しいが、波に乗れない状況。だが、ポテンシャルの高さからも、いつ爆発してもおかしくない。久保田泰弘はガッツがあり、今後、マーク1本で生きていくべき。イケメン山本奨も地元だし決勝に進みたい。
A級戦はチャレンジ上がりの若手が多い。121期の米村光星、橋本陸、坂田康季、岸田剛は大活躍しそう。特に岸田剛は脇本雄太の弟子であり、スピードは満点。当地は初出走だが、いきなりの完全優勝も見える。
初日特選シード組では、筒井裕哉が無念のA級落ち。長らくS級で活躍した実力者だし、前回の名古屋ミッドで優勝。今シリーズは岸田剛の番手を回れて有利。地元は田上晃也と峰重祐之介のタッグで一発を秘める。