2023/07/02(日) 09:45 0 4
今節5人がいる123期のトップバッターとして3Rに出走した中岡海。渡邉直弥との2分戦で、相手ラインが1〜3番枠を占めており、予想どおりの後ろ攻めからレースを進めることになった。
「叩きに行くフリをして誘導をおろして、そこからまたカマして行く作戦でした」
ただ、切り方が甘くて誘導が残ったまま。さらには渡邉がペースを上げた上を強引に仕掛けたので、先手を取る形になったが後ろの選手が離れてしまった。番手に入った渡邉が車間を詰めた勢いで仕掛けてきたのには反応して合わせたが、最後は長い直線で5着まで沈んでしまった。
「後悔しかないです。レース直前になってかなり緊張もした。全てにおいて中途半端でしたね。誘導をおろせなくてパニくってしまった。後ろがどうなっているのかとかも確認する余裕がなかったです。視野が狭かった。渡邉さんが仕掛けてきたのでびっくりした。もっと後ろにいると思っていたので…。なにごともおおげさにやった方がいいんだなと実感しました」
悔しさと戸惑いをまじえた表情で本格デビュー初戦を振り返った。
「決勝で同期と戦ったり、連係するかもしれないねと話していたので悔しいです。気持ちを切り替えて2日目も頑張りたい」
脚力だけで勝てるとは限らないのが競輪。それをいきなりデビュー戦で実感させられた中岡が、2日目3Rの選抜戦でどんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。(netkeirin特派員)