沖縄支部からまた楽しみな新鋭が本格デビューを果たす。鹿屋体育大学で自転車競技に所属した24歳の成海大聖だ。

　競輪選手養成所に一発合格し、養成所の成績は10位だった。5月の四日市、松戸のルーキーシリーズでは2連対ゼロ。そこから約1か月空いての本デビューだ。

「ルーキーシリーズはあまり自力を出せなかったし、思ったように走れなかった。不安の方が大きいですね。でも地元の沖縄で1か月、しっかりと練習をやってきた。なんとか頑張りたいですね」

　師匠は仲松勝太。兄弟子にはビッグレースで活躍する伊藤颯馬がいる。

「小学2年生から自転車競技を始めました。どちらかといえば地脚タイプです。目標とする選手は伊藤颯馬さん。練習もときどき一緒にやらせてもらっています。颯馬さんのように強い自力選手になりたいです」

　1学年年上の兄弟子を目標に、初日5Rでプロデビューの第一歩を記す。(netkeirin特派員)