初日6Rを走り終えた山口は「接触があってクリップバンドが外れてしまった。シューズを入れ直し、踏む事は出来たが引きが使えなかった。1着を取りたかったけど届かなかったですね」と振り返った。

　そして、これからの目標については「できれば早めにGIのタイトルが欲しいですね。人に頼らず自分の力で。自力でタイトルを獲ることが目標です」と力強く宣言し、「一人でウェイトトレーニングもしています。足はやらずに上半身だけ」と、タイトル奪取に向けて準備に余念はない。

「トレーニングはモテたいから(笑)？ そうですね、半々です。もう夏ですからね(笑)」とノリの良さも見せてくれ、体も口も調子は上々のようだ。

　今後の強化ポイントについて「"バランス"が第一。長所であるダッシュは今のままでも自信がありますので、あとはトップスピードに近いところでの持続距離をのばす事が出来れば。今、SS班で頑張っている清水(裕友)さんは年齢がひとつ上。あの活躍を見せられたら僕も…ってなります」。

　容姿も声も父親そっくりの山口拳矢。今開催に解説で来場している父(山口幸二)によれば「俺の5倍は脚力がある」との弁。ならば父の5倍タイトルを獲る可能性もあるだろう。(アオケイ・梅田記者)