2023/06/27(火) 16:15 0 7
久留米競輪「開設74周年記念・第29回中野カップレース(GIII)」は27日に最終日を開催。6R特選を走った林昌幸に話を聞いた。
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戦歴上位の取鳥雄吾、そして後ろに坂本貴史-飯野祐太を付けた酒井雄多との3分戦。支線の支線扱いで人気薄だったが、いざレースとなると力強い積極戦で後続の反撃を封じ、マークの山形一気も振り切り逃げ切り勝ちを決めた。
「このクラスになるとすかさず巻き返しが来る。取鳥さんが来た瞬間から全開でした。打鐘から流すところもなかったし、2角からのまくりを覚悟していたけどこなかった」と会心の勝利に笑みがこぼれた。
グレード戦線でも活躍するメンバーを相手に、力勝負で結果につなげたことは確かな自信となった。
「負け戦(いくさ)だったし、後方になるようなレースをしていては自分のためにならないと思ったので全力でした。今までで一番、手応えがありました」と、まだ20歳と伸びしろたっぷりの若者が、将来につながる大きな収穫を手にした。(netkeirin特派員)