2023/06/25(日) 19:00 0 13
二次予選最初の6Rはラインを形成した自力型の伊藤颯馬、坂井洋、中西大が激しく火花を散らした。
後ろ攻めから押さえた坂井を、打鐘で中西が叩き、さらに伊藤がカマして先頭に躍り出た。伊藤後位の松岡辰泰がやや踏み遅れていたため、中西が伊藤後位に飛び付いて番手を奪取。
今度は坂井がすかさず捲り上げたが、中西がこれを張りつつ番手捲りに出た。最後は中西マークの東口善朋が中コースを鋭く伸びて1着。2着が中西で、3着が伊藤。それぞれの着差は僅かだった。坂井も4着。ハイレベルな自力型同士がハイレベルなレースを繰り広げた。
その中でも大立ち回りを演じたのが、生まれ故郷での記念に挑んでいる中西大だ。
「初手で中団を取れたのが大きかった。会心のレースが出来ましたね。110点レーサーが相手だったのでいろいろとやっていかないといけないと思っていた。たまたまだけど、うまくはまってくれた」
2、2着で5年ぶり2度目の久留米記念参戦で初めてセミファイナルにコマを進めた。
「良かったです。初日が終わってハンドルを上げて、初日よりも感触が良かった。この方向で行きます」
準決勝も前に前に攻めてベスト9入りを狙う。(netkeirin特派員)