2023/06/24(土) 20:00 0 13
久留米競輪「開設74周年記念・第29回中野カップレース(GIII)」は24日、初日を迎えた。6R終了後に場内ステージにおいて「第1回パールカップ優勝報告会」を行った児玉碧衣に話を聞いた。
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場内のイベントステージは幕が開く前からファンが詰めかけ児玉の登場を心待ち。児玉がステージに登場すると割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。
「会社を休んできた」と話すファンがいたほどで、みんな児玉に会いたがっていた。
「これだけの方たちの前で良い報告ができて良かったです。今年はケガからのスタートで賞金の上積みが厳しいと思っていたし、優勝してグランプリが決定して良かったです」と満面の面持ちで声援に応えた。
話に出た「ケガからのスタート」とは昨年末の平塚ガールズグランプリ2022での落車骨折のこと。本人いわく「児玉は終わった」との揶揄も聞こえて来たようで気が気じゃなかったそうだ。
「悔しかったですよ。でも骨を折る前と同じメニューをこなせていたし練習ではタイムも戻っていた。それに体と自転車が馴染んでいる感じもあったので、走る前は優勝できるという自信があったんです」と周りの雑音を吹き飛ばし、見事に捲土重来を期した女王は最後まで表情は晴れやかだった。(netkeirin特派員)