2021/05/28(金) 19:30 0 1
取手競輪で開催中の「CTC杯・デイリースポーツ賞」。初日27日は強い雨の中、激しいレースが繰り広げられた。勝負どころの2日目・準決勝戦は天候が回復して良好なコンディションとなった。2日目12R「S級 準決勝」で2着となり、地元Vに燃える武田豊樹にレース後話を聞いた。
黒沢征治の番手だった武田豊樹は2車単一番人気に推される。黒沢が鐘から巻き返していくと、その番手に中田雄喜が飛び付いた。「勝負どころで田中晴基君や中田雄喜君が攻めてくる可能性は、ある程度想定していました」と別線の抵抗は想定内であったようだ。最終2角の立ち上がりで外から上手く番手を取り切った辺りの技術はさすがだった。
今節は関東の目標が多く、武田にとって決勝戦は目標に困らないシリーズかと思われたが、心強い目標が勝ち上がりに失敗。結局、黒沢に埼玉ラインが形成され、武田は総力戦を決意することとなった。
「応援してくれるファンもいるし、地元なので何でもやっていく。もちろん展開に応じて自力も考えます」とキッパリ。
3場所前の別府の初日特選は単騎のレースだったが、縦横無尽な走りで見せ場を作ったように『格』の違いを見せ付ける走りに期待したい。(アオケイ・真島記者)