前回は、番手からの追い込みで連勝優出を果たした宮地寧々。以前の先行のイメージとは真逆だが、それがあるからこその今なのだろう。

「イメージは大事だと思うし、自力を出せる練習はしています。ガールズのレベルも上がっているし、相手に対しても自力を出せないと思われてはいけないので」と脚質について語ってくれた。

「今年の3月までは、コロナの影響で偶数期と奇数期に分かれての練習でした。バンクに入れない日はワットバイクに乗っていたけど、私は固定自転車が苦手で。今はバンク基本にしっかりと練習ができているので、調子も上がってきました。タイムも出ています」と好調ぶりをアピールした。

　初日に人気を背負うであろう久米詩との対戦には、「久米さんはガッツのある選手。年下の後輩だけど憧れます。ガッツで負けないようにしたい」。

　勝ち気な印象の久米詩とは対象的に、ほんわかとした印象を受ける宮地だが、内に秘めた闘志は変わらない。(アオケイ・市川記者)