2021/05/29(土) 12:00 0 11
netkeirinでは、5月11日競輪選手養成所に入所した121期・122期の注目候補生を特集します。今回は塩田日海候補生(22歳・神奈川=122期)の紹介です。(取材・netkeirin編集部)
高校、大学時代には陸上競技・棒高跳びの選手として活躍し、2019年の日本インカレでは16位の好成績をおさめた塩田候補生。陸上から自転車への転身についてなど、明るく元気いっぱいインタビューに応じてくれた。
ーー棒高跳びの選手から競輪選手を目指すことになったきっかけを教えてください。
棒高跳びにきっかけがあったわけではないのですが、大学4年生のときの就職活動で一般企業に就職しようと考えていたんです。でも、自分の中に「スポーツが大好き」という強い想いがあり、気持ちの整理がつきませんでした。そんな時に養成所の説明会を見つけたんです。
ーースポーツを仕事にしたいという想いから競輪に出会ったのですね。
はい。就職活動を通して知ることになりました。養成所のオンライン説明会で『自転車未経験でも受けられる』と聞いて、じゃあ挑戦してみようと願書を出したんです。
ーー実際に自転車を乗り始めてみて、棒高跳びの経験は活かせそうですか?
活かせる部分はあると思います。棒高跳びという種目は体幹が重要で、学生時代から体幹トレーニングやウエイトトレーニングで鍛えていました。瞬発系の動きだったり、腹筋に力を入れて体幹を安定させる動作など、自転車に乗り始めてから『ここ似ているな』と感じるポイントはあります。
ーー座右の銘や大切にしている言葉があれば教えてください
座右の銘…大切にしている言葉…。考えたこともなかったです(笑)。でも大切にしていることあります。「全部を全力でやり切る」ということです。私は頭が悪いのか、パワーを制御できないところがあります。それを強みにするために「自分の100%を出し切る」ということは、いつも意識しています。
ーー憧れのアスリートや好きなスポーツ選手はいますか?
姉弟子の佐藤水菜選手(神奈川=114期)、川崎がホームバンクの高木佑真(神奈川=116期)選手の2人です。私は川崎競輪場で練習させてもらっていたのですが、 とても親身にアドバイスをしてくれました。両選手とも22歳で同い年ということもあり、(同い年の目線で)温かく相談に乗ってくれて感謝しています。レースで活躍している姿を見て、カッコイイなと思いました。
ーー競輪選手になって叶えたい夢や目標はありますか?
自転車を始めて間もないので、まだ具体的な夢や目標はまったく思いつきません(笑)。今は養成所をしっかり卒業することを目標に頑張っていきたいです!
ポールを持っていた両手はハンドルへ。スポーツを続けたい一心で、自転車未経験ながら養成所入りを果たした塩田候補生。2022年・春のプロデビューへ助走をつけて、大きな跳躍を見せて欲しい。