ガールズケイリンには、アイドル顔負けのルックスのある選手が多いが、河内桜雪は、古風な日本女性の雰囲気。アスリートであるから、勝負根性と負けじ魂はあるのだろうが、そう言う感じも見せず、おしとやか。今回は1年ぶり、2度目の地元戦で、まずは勝ち上がりを目指す。

「中々、地元に呼んで貰えなかった。前回は3着、1着、決勝4着。引退した選手も含め、群馬の選手が地元の予選で1着を取っているのは私と本多優さんだけみたい。バンクが使えない日があり、街道練習で仕上げてきた。最近、ウエイトを始めたので体重がアップ。今は52キロか53キロぐらいです」

　今回はガールズケイリンの選手代表。代表懇談会とかがあり、運営サイドと選手の仲立ちもある。

「男子選手は選手会の役員とか、年長者がやるみたいですね。開催指導員の桜井紀幸さんから、もうデビューしてから1年経つのだから、お前がやってみろと言われました。予め連絡があるのでなく、競輪場に入ってから知らされるんですね(笑)」

　実力もあるアイドルレーサーだし、これから更に人気は上がる。来年のパールカップ(GI)には出場しているはずだ。(町田洋一)