2023/06/07(水) 18:00 0 1
普段の受け答えや1着を取ったあとのガッツポーズを見ても佐藤龍二が『陽キャ』であるのは間違いないが、今回の佐藤はいつも以上に元気で強気で自信に満ちあふれていた。
「(4月の)平塚の2日目に前が不発になってから1着に届いたレースがあったんですけど、そこで新たな閃きがあって、自信が持てるようになりました。開催前も今までは『よし、レースに行ってこよう』と家を出ていたのが、最近は『さて、優勝獲ってくるか』に変わりました(笑)。ほんと変な自信がずっとあります」
もちろん、その自信はただのハッタリではなく、「川崎がバンク改修で使えなくなったので、今は色んなメンバーが平塚に来ているんです。松井宏佑なんかもナショナルチームをやめて競輪一本で頑張っているし、そういった選手達と質の高い練習ができているのも大きいですね」と確かな裏付けもある様子。
初日の1Rは静岡の長田龍拳との連係となり、「久々に風の来ない選手にマークできる(長田のガタイがいいという意味)。前のことは全て任せて、自分は後ろのことに集中します。長田君は気持ちの部分で弱気なところがあるので、ケツをひっぱたくくらいの気持ちで操縦したいですね」と奮闘を誓った。(アオケイ・長谷川記者)