2021/05/26(水) 20:00 0 0
佐藤礼文は予選で正攻法からの攻めを選択。赤板で上昇した関根崇人を出し、5番手から打鐘過ぎの4コーナーでスパートをかけた。3番手に入った山田慎一郎が踏み出しで遅れ、そこに入ろうとする感じもあったが、思いとどまって踏み込んだ。スピードの違いで関根崇人を一気にまくり切り、番手の近藤寛央を振り切って人気に応えた。
「行けるところからと思って、仕掛けどころを逃さず踏みました」と振り返る。「自分は1着にしか価値がないと思っているし、2着でも7着でも一緒。長い距離を踏むレースは得意じゃないし、自分の脚質(ダッシュ)に合った仕掛けがベスト。ヨコの競走も大丈夫」。
準決の並びは増田利明、佐藤礼文-岩崎大和-佐藤学、猪狩祐樹-徳永真一、山田慎一郎となり、1対3対2対1のコマ切れ戦だ。
「できればスタートで増田さんを出して、猪狩さんの上昇に併せて斬る方がいいかな。猪狩さんが踏んでくるようなら出して番手でもいいし、来なければ逃げてもいい」と締めた。(アオケイ・忍足記者)