初日特選は犬伏湧也の先行一車。Sをポンと出て前受けを選択。一度は車を下げて7番手になったが、鐘過ぎ2センターからの猛チャージで軽く前団を叩き、ライン3人で決めてみせた。

「突っ張りはあんまり考えていませんでした。風がとにかく強かったので、行き所は迷いましたね」と強風のレースを振り返る。

　道中では中団にいた山口拳矢に睨まれる展開。見られながらも腹を括って仕掛けたのが功を奏した。

「拳矢が僕を凄く意識してきたので、正直行きにくい感じでした。でも、しっかり仕掛けられたのは良かった。風は強かったけど、出切れたし何よりラインで決められたのが大きい」と自信も納得している様子だった。

　主力が分かれる二次予選は文句なしの大本命。「体は問題ない」と言っていたし、二次予選は圧倒的人気に応えてくれるはずだ。(アオケイ・石濱記者)