5月のダービーで悲願のタイトルを獲った山口が地元記念に凱旋。直前の全プロ記念競輪は二走共に苦しんだが、競技のケイリンでは優勝と存在感を示した。

　それから中三日。まずは状態が気になる。
「日程が詰まっていたし、自転車に軽く乗ったくらい。感触ですか？ メチャクチャ重たく感じたし、正直悪かった(苦笑)」とベストコンディションではない様子。とは言ってもここは地元記念。4日間重たい印が付くのは間違いない。

　そして初日特選は豪華メンバーの激突。いきなり激しい戦いが予想される。

「1番車の人を攻略しないと自分の優勝はない。初日で何か見つけられるように。脚力で言ったらズバ抜けている。多分、ダービーの決勝も逆(犬伏)だったら向こうが優勝していた」

　コメント的にはあまり景気の良い物ではなかったが、元々大きく語るタイプではない。

　まずは初日。地元のエースとして気合の入ったレースを魅せる。(アオケイ・石濱記者)