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脇本雄太が28年ぶりのS級連勝記録更新でJKA表彰「次はグランドスラムを達成して表彰を」

2023/05/31(水) 12:30 0 27

脇本雄太は記念のトロフィースタンドを見て「なんでこの時SSじゃなかったんだろう」とつぶやく場面も

 31日、東京都港区のJKA本部で、脇本雄太(34歳・福井=94期)のS級連勝記録更新にかかる表彰が行われた。

 脇本の連勝は昨年5月の福井FI2日目準決勝から始まり、川崎FI、燦燦ムーンナイトカップ(GIII)、不死鳥杯(GIII)、オールスター競輪(GI)、立川FI、共同通信社杯(GII)初日まで1着を積み重ねた。悪天候の影響で準決勝が打ち切り中止になった不死鳥杯は抽選に敗れたため、決勝に進めなかったが、4場所完全優勝、S級21連勝をマークした。吉岡稔真が樹立した18連勝を28年ぶりに更新し、新記録となった。

 連勝記録更新については、「GIオールスター競輪を完全優勝したあたりから、周囲の方に『吉岡さんの記録を抜けるよ』と言われて意識しました。福井不死鳥杯(GIII)が雨のため抽選になり、決勝に進めなかったので、自分の中で納得できていない部分もありますが、連勝に換算されるということで良かったです(苦笑)」。

 東京五輪が終わり、本格的に競輪に復帰してから怪我に苦しんだ時期もあっただけに、連勝記録の更新は記憶にも残る出来事だったようだ。

「怪我もありましたが、そうしたことも跳ね除けて記録を達成できたことは誇りに思います。今後の目標は、そうですね…新田祐大(37歳・福島=90期)さんが先日、この場でグランドスラム達成の表彰をされていたので、僕も目指したいですね」。

 脇本の次走は6月13日から岸和田競輪で開催されるGI高松宮記念杯競輪。「古性(優作)くんも気持ちが入っていますし、僕もそれに乗って気持ちを入れて走りたいです。この後は福井に戻って練習しますけど、大阪でも練習したいと思っています」。

 日本選手権競輪では捲りが不発に終わったが、地元地区のGIレースで巻き返しを誓った。

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