121期の早期卒業生でパリ五輪のメダル候補でもある中野慎詞と、レジェンド滝澤所長が登場すると、詰めかけたファンは大きな拍手で迎えた。

　滝澤所長は中野が入所した時を振り返り「鳴り物入りで入ってきたし、ついにスターが来たな、って思いましたよ」と述懐。すると中野は照れながら「まだスターには程遠いです」と頭をかいた。

　滝澤所長が「(中野は)ロングスパートができるし、脇本選手みたいな圧倒的な選手になってもらいたい」とエールを送ると、中野は姿勢を正し「脇本さん、同支部の先輩の新山(響平)さんは先行で強い。まだ力が全然及ばないけど、いずれ絶対に勝つという気持ちで練習して、いつか脇本さんに『ヤバイ』って思わせたい。そして倒せるように頑張りたい」とファンの前で宣言。再び大きな拍手喝采を浴びた。(netkeirin特派員)