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【全プロ記念競輪】今節のレース展望

2023/05/26(金) 17:00 0 10

富山競輪「全プロ記念競輪in富山(FII)」は26、27日の二日間開催で行われる。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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脇本雄太

 今大会は二日制で、コロナ禍で中止されていた競技も29日に開催される。10月の弥彦・寬仁親王牌に向けて、この競技大会も大切になる。

 まず、初日特選が3個レースあり、その3着以内の選手が最終日のスーパープロピストレーサー賞に向かう。FII開催の扱いだが優勝賞金は275万円だ。

 まず10レースの並びは新田祐大佐藤慎太郎のS班福島コンビ。九州は山田庸平の自在戦に荒井崇博中本匠栄。中部はダービー王になった山口拳矢浅井康太。近畿は三谷竜生東口善朋で外枠になり一旦押さえてからの自力勝負。

 人気は新田祐大だが、最近の内オンリーと言っても良い仕掛けに賛否両論あるのは確か。ダービー王になった山口拳矢が、今後、どう言う方向性で走るかも見物だ。

 あくまでも“個”の意識を大切にして勝つ走りに徹するのか、それともラインを考えて走るのか、後ろが浅井康太だし興味深い。徹底先行が不在だし、みんな、順番が来たら駆ける作戦だろう。

 新田祐大の3719万円に対して慎太郎先生は5075万円。脇本雄太古性優作が、今年後半戦で大ブレーキは考えづらく、慎太郎先生は賞金でグランプリ当確と言っても良い。

 11レースも細切れの4分戦で人気は古性優作稲川翔の大阪コンビ。徹底先行で直前の地元記念で優勝した眞杉匠には栃茨で吉澤純平。この大会で2連覇している松浦悠士には香川雄介の中四国勢。

 3車となったのは深谷知広先導の南関ラインで岩本俊介和田健太郎の折り合い。ダービーでも自力で強いところを魅せた古性優作が短走路だし前々勝負。逆に松浦悠士武雄記念の落車でダービーと宇都宮記念は精彩を欠いている。

 普通の展開予想は、深谷知広眞杉匠の先行争いを古性優作松浦悠士が捲る展開。こう言ったメンバーで、逃げると見せかけて眞杉匠が狙っての中団捲りを決めると、タイトルに近づく。

 あとは、イン粘りで岩本俊介をどかす走りも覚えてもらいたい。古性優作は来月の地元高松宮記念杯が最大の目標だし、今はオーバーワークの時期かも。それでも簡単に飛ばないのが古性優作の良さだ。

 12レースは脇本雄太を買うか買わないかのレース。並びは、脇本雄太山田久徳村上博幸新山響平成田和也は、ワッキーに対して真っ向勝負。吉田拓矢諸橋愛の関東コンビは、捲りでワンチャン狙い。

 かなり戻っている清水裕友小倉竜二はワイドな攻めで混戦が条件だ。逃げるのは、誰が考えても新山響平で、ワッキーは8番手が定番。吉田拓矢は中団に固執するし、短走路でワッキーが届くかどうかだろう。穴人気は清水裕友だし、上手くせこく走れば吉田拓矢の一発も可能だろう。

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