宇都宮競輪場は、今となっては全国で残り3場(宇都宮・大宮・高知)しかない貴重な500バンクとなりました。
　あまり馴染みがなかっただけに勝手に苦手意識を持っていましたが、ここ最近、1月に大宮GIII、2月に高知GIなどに立て続けにお邪魔したことで、同じ500バンクでも全く特徴が違うことに面白さを感じるようになりました。

　中でも宇都宮は9番手からでもリカバリーが出来るほど直線が長いため4コーナーからゴールまでだけでも二転三転と、ストーリーが移り変わることがあるだけに最後まで息が抜けないスリルを味わえます！

■市口美沙紀が宇都宮競輪バンク特徴を紹介

　今回は宇都宮競輪場にプライベートで足を運んだことのあるケイリン女子部の市口美沙紀と一緒にコラボで記事をお送りしていきます。

　宇都宮競輪場は周長が500mで直線は63.3mと長く、大きめのバンクにしてはカントやカーブがキツいのも特徴の一つ！なので「差しが有利」という印象があります。実際に決まり手のデータでも１着は差しが50%ありますね。

　私も去年の3月に宇都宮競輪場で開催された「ウィナーズカップ(GII)」の時に、プライベートで競輪場巡りの1人旅で足を運んだのですが、すごくゴール前が伸びている印象があり、見ている方も最後まで気が抜けない、面白いレースが見られるバンクの印象でした!! なので、本場で観戦する際は直線からの激戦が楽しめる4コーナーからゴールまでが一望出来る場所から見るのがオススメ！

　車券も大きな配当が飛び出しやすいので、とにかく網を広げて、3番手の選手でも追い込み脚がある場合は必ず押さえて、一攫千金を狙ってみてください。

■ケイリン女子部の注目選手

・二宮歩美の注目選手は？

大川龍二選手

　目標があれば番手や3番手などの仕事も器用にこなすが、何より1番魅力的なのは目標がない時でも凡走することはほぼなく、必ず1回動いて足を使って前を切ったり、好位を取りにいくイメージ。そこからの捲り脚や縦脚が冴えていて、侮れない選手の一人。いまだに自力脚が現在だからこそ、アラフォーでなお、成長段階で、いよいよ今年からGIにも出場するようになり、モチベーションも絶対に上がっているはず。

原田研太朗選手

　中四国勢が全体的に自力の若手選手がたくさん育ってきたからそこ、今後の自分のスタイルや課題に戸惑った時期もあったのではないかと察する。今はとにかく人の後ろにはつかずに自力を貫くと決めて、レースに臨んでいるスタイルはどんな結果が待ってようと一緒に見届けていきたい。時に単騎になることもあるが、脚はいいものを持っているので宇都宮の直線なら最後の強襲で盛り上げてくれる選手の1人になりそう。

・市口美沙紀の注目選手は？

神山雄一郎選手

　地元レジェンド神山雄一郎選手なしでは語れない！ 今回はやはり900勝達成の歴史的瞬間を地元戦で達成することに誰もが注目しているはず！そして、ベテランだからこそ宇都宮競輪場のバンクも熟知しているはず。頼もしく育ってきている地元や関東の選手とともに、とにかくラインで決める競走に期待したい。

佐藤慎太郎選手

　S級S班からは、佐藤慎太郎選手、松浦悠士選手、新山響平選手の3人が出場するが、その中から佐藤選手をピックアップ。北日本ラインで新山選手との連携が今から楽しみ。ダービーの準決勝では新山選手が気合いの入った先行勝負を見せて、佐藤選手も仕事をこなしてから交わしてワンツーを決めていた。初日特選からいい連携を決められるか。当場成績も安定しているので、ゴール前の伸びが見たい！

眞杉匠選手

「日本選手権競輪(GI)」の準決では新山選手に敗れて悔しい思いをしたはず。初日特選から対戦することになりそうで、同じことは繰り返さないように対策もイメージをしているはずだし、その走りに注目。

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