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【五稜郭杯争奪戦】今節のレース展望!

2023/05/12(金) 08:45 0 14

函館競輪「開設73周年記念・五稜郭杯争奪戦(GIII)」は13日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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新田祐大

 今節、S班のメンバーは3人いたが、郡司浩平守澤太志はダービーの落車骨折によって無念の欠場。JKAからグランドスラムの表彰を受けたばかりの新田祐大が、北日本の大会でもあるから責任を持って走る。ダービーは消極的なレースが響いて、決勝進出に失敗したが、新たな自在戦は各方面から評価されている。今節は北日本の使える若手機動型が乏しく、4日間、自力勝負になりそうだ。

小松崎大地

 番手を回るのは同県の小松崎大地。連係実績もあり、基本的に離れはない。直線の長いバンクであるし、新田の仕掛け次第では逆転もある。

 初日特選の想定メンバーで並びがハッキリしているのは、犬伏湧也小倉竜二の徳島コンビ。関東は吉田有希宿口陽一

中本匠栄

 熊本がイケメン嘉永泰斗中本匠栄新田祐大は北日本単騎となり、誰が付けるかだが、東日本同士と言っても和田真久留は考えられない。和田真久留もナショナルチームに在籍していた時期もあるが、自力選手だし、他地区で先輩の新田祐大にマークするとは思えない。

東口善朋

 近畿単騎となった東口善朋が、3番手回りより、新田祐大にマークする読みが自然だろう。超、細切れ戦となり、初日の前哨戦から激しい闘いになる。

犬伏湧也

 ダービーで一番名前を売ったのは犬伏湧也。あのワッキーが、犬伏を決勝に乗せてしまったのが誤算だと言っていた。準決、ワッキーに叩かれたレースを反省して、決勝は、見事な発進役ぶりだった。物事には順番があるし、今の犬伏にとって最高のパフォーマンス。今後、数年の内に、間違いなくタイトルを獲るだろう。

小倉竜二

 番手が大師匠の小倉竜二と言うのは精神的に心強いが、オグリューの踏み出しが悪くなっているのは気掛かりだ。

嘉永泰斗

 自力だけでなく、ヨコも強い嘉永泰斗もダービーで好走した。二次予選で車番が悪く、深谷知広に突っ張られて不発だったが、車番の有利不利で負けた感じだ。競輪がAIで車番を決めるルールなら、こんな事はおきない。

吉田有希

 吉田有希は、悪くはないがミニスランプ気味。もっと眞杉匠みたいに無欲に先行した方が良い。話しの面白さと、ポッチャリ体型で人の輪が出来ているが、走りでも、もっと注目されたい。

宿口陽一

 宿口陽一は1月、2月開催は良かったが、春過ぎから車が出ていない。

伊藤旭

 予選から確実に決勝に進出する選手は不在。混戦強い伊藤旭がダークホースと言った程度。地元の期待は菊地圭尚で、まだ記念のVがないのは競輪界の七不思議のひとつ。函館記念で絶好の番手のレースもあったが、後ろの明田春喜に食われたレースもあった。GIでもお膳立てが揃ったが、獲れないレースもある。勝負弱いとは思わないが、涙・涙の地元記念Vなら、実家で有名な居酒屋の打ち上げは大盛り上がりする事だろう。

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