アプリ限定 2023/05/06(土) 19:40 0 30
平塚競輪「日本選手権競輪(GI)」はいよいよ7日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析した。伝統の“競輪ダービー”を制し、グランプリ切符を手にするのは誰だ!?
▶︎決勝の出走表
まずは過去3年のGI決勝での成績を比較してみよう。
この3年で最も多くGI決勝に乗っているのは、古性優作で10回。脇本雄太と佐藤慎太郎が7回で並んでいる。
戦績はやはり脇本・古性の“近畿最強コンビ”がずば抜けている。ダービー決勝では3車ラインの先頭を走る新山響平も、出走数は少ないが連対率50%と勝負強さを見せている。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 7 | 57.1% | 85.7% | 85.7% |
佐藤慎太郎 | 7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
清水裕友 | 4 | 0% | 0% | 0% |
山口拳矢 | 0 | 0% | 0% | 0% |
新山響平 | 4 | 25% | 50% | 50% |
和田圭 | 0 | 0% | 0% | 0% |
犬伏湧也 | 0 | 0% | 0% | 0% |
香川雄介 | 1 | 0% | 0% | 0% |
古性優作 | 10 | 40% | 40% | 50% |
ちなみに初のGI決勝に挑むのが山口拳矢、和田圭、犬伏湧也の3選手。
今年2月の「全日本選抜競輪(GI)」でも決勝に進んでいるのは脇本、古性と香川雄介の3選手だ。
次に6日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
データ上優勢なのはやはり脇本雄太と古性優作。それぞれの持ち場で3連対率80%超えと驚異的な好成績だ。
また、佐藤慎太郎は番手での3連対率が6割を超えている。3番手以降の時のほうが2連対率が高いのがやや気になるが、どんな展開でも車券では外せない選手のひとりだろう。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 先頭 | 73.1% | 85.2% | 87% |
佐藤慎太郎 | 番手 | 24.6% | 49.6% | 67.2% |
清水裕友 | 番手 | 46.2% | 64.1% | 69.2% |
山口拳矢 | 単騎 | 58.6% | 62.1% | 72.4% |
新山響平 | 先頭 | 26.8% | 63.6% | 90.9% |
和田圭 | 3番手 以降 | 10.3% | 17.2% | 37.9% |
犬伏湧也 | 先頭 | 59.7% | 72.4% | 76.1% |
香川雄介 | 3番手 以降 | 0% | 21.1% | 60.5% |
古性優作 | 番手 | 43.8% | 72.9% | 81.2% |
決勝は山口拳矢が唯一単騎となった。ご覧の通り山口の単騎成績は良く、6割近いレースで1着を取っている。
2021年の「共同通信社杯(GII)」でビッグレースを制し、さらに今年2月の伊東「施設整備等協賛競輪」でGIII初優勝を挙げた新鋭が、初めてのGI決勝に得意の単騎でどのような走りを見せるか注目したい。
ちなみに、中四国ライン3番手の香川雄介だが、位置別データで3連対率60%を超えている。番手を回る清水裕友も番手成績が良く、S班不在でも中四国3車ラインは鍵を握るだろう。
なお、決勝で自力のコメントを出している選手で、過去3年以内に競りのデータがあるのは脇本雄太と犬伏湧也。成績は以下の通りとなっている。
選手名 | 位置 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 競り | 2 | 100% | 100% | 100% |
犬伏湧也 | 競り | 1 | 100% | 100% | 100% |
いかがだろうか? いよいよ7日、ダービー王に輝きグランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。